まゆみとみさおの二人展 @上諏訪「旧料亭 信濃 離れ」 4月18日(金)~20日(日)

ろうけつ染めの帯からブラウス

数年前に友達が「着物をオーダーに行くので一緒に如何?」とお誘いを受けて付いていきました。とは言うものの、私は「着物は1年に一回着ればいい」という謂わば和服に関しては不調法者で着物を買うなんて1%も考えていませんでした。
お友達がお買い物を済ませた後、なんと呉服屋さんの目が私に向かってきたので「古典柄が全然似合わないし、色目が日本の和服が優しすぎる」と丁重にお断りの言葉しました。
しかし店主はそんなフレーズには気にも止めず、色んな着物を着せてくれました。元々、服も買い物も大好きな私は試着しているとだんだん楽しくなって来てしまいました。
それを感じ取った店主は「最後に当店自慢の帯をご覧ください」と一本の帯を出してきました。ろうけつ染め作家「稲山陽三」先生の染め上げた生地で作られた帯でした。元々は着物だったそうで、「美しいキモノ」に掲載されたこともある一品を見て、その柄の可愛さや配色の美しさに口から手が出るほど欲しくなってしまい購入しました。帰りの車中では幸せな気分でいっぱいになっていました。後日、店主さんからこの生地がどれだけ値打ち物なのかを書いたお手紙いただきました 。下の写真はその際に送られたものです。

しかし、元々不調法者の私は結局この帯を一度も締めることなく箪笥の中に眠らせていたのですが、或る日、この帯を洋服にしたいと思い始めました。以来構想3年、やっと綺麗な柄の「ブラウス」がいいと思いつき制作したのがこの作品です。 「みさお倶楽部」の看板商品の一つになるものが出来上がりました。

※ろうけつ染め(ろうけつぞめ、蝋結染、蝋纈染、臈纈染などとも記される)は、模様部分を蝋で防染し染色する伝統的な染色法。溶かした蝋を筆などで布に塗り、模様を描く。染料にてその布を染色し、蝋を落として水洗いする。蝋を塗った部分は白く染め抜かれる。複数の染色のためにはこの工程を繰り返す。蝋を乾燥ひび割れを入れることによって、独特の亀裂模様を作り出すことも多い。
(引用:Wikipedia 「ろうけつ染め」より)

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